宝蔵院は、千葉県松戸市にある真言宗豊山派の寺院です。正式名称は「光明山宝蔵院真言寺」です。創建はいつなのかは定かではありませんが、古い石碑に慶長14(1609)年と刻まれたものがあることから、ここに「真言寺」と呼ばれる庵があったと伝えられています。
宝蔵院は、松戸七福神のひとつ「大黒天」が祀られていることでも知られています。大黒天は、福徳円満、五穀豊穣、商売繁盛などの神様として信仰されています。宝蔵院の大黒天は、大きな体に大きな袋を背負った姿で、商売繁盛や家内安全などのご利益があるといわれています。
宝蔵院の境内には、大黒天のほかにも、不動堂、子育出世地蔵尊、十一面観世音菩薩などが祀られています。また、境内には大きなイチョウの木があり、秋には黄色い葉が美しく色づきます。
大黒天 大黒天は、七福神の一人であり、財福の神様として信仰されています。 インド神話の破壊神マハーカーラが、日本に伝来して、密教の守護神として、また、台所や食堂の神様として信仰されるようになったのが、大黒天の起源です。 大黒天の姿は、頭に宝珠を載せ、手に米俵と宝槌を持ち、大きな袋を背負った、肥満した姿となっています。 具体的な意味としては、以下のようなものが挙げられます。 財運アップ 五穀豊穣 商売繁盛 出世 縁結び 大黒天は、人々に財福と幸せをもたらす神様として、親しまれています。 大黒天のご利益を授かるために、大黒天を祀ったお寺や神社にお参りするだけでなく、大黒天の置物を家に飾ったり、大黒天の絵を飾ったりすることも効果的だと言われています。 なお、大黒天は、日本の神道の神である大国主神と習合したという説もあります。大国主神は、日本神話において、国土を創造した神として知られています。大黒天と大国主神の両方の意味を含めて、大黒天は、人々の生活を豊かにする神様として、信仰されています。
千葉県松戸市上矢切1197−1
松戸七福神(大黒天)
松戸七福神
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