三越伊勢丹ホールディングスが、9月28日に開催された取締役会において伊勢丹松戸店の営業を2018年3月21日をもって終了することを決議した。
伊勢丹松戸店は1974年に開店。1995年に新館を増床し、1996年のピーク時には売上高336億円まで拡大した。しかし、消費者の購買行動の変化や同一地域内の競合環境が厳しくなったことなどにより売り上げが低下し、赤字が恒常化していた。また2013年には大規模なリモデル投資を実施したが効果は限定的で黒字化には至らず、2008年度から2016年度にかけて計約38億円の減損損失を計上。同社は、「今後現店舗の競争力を高めたうえで運営を続けるためには多大な投資が必要となる中、投資回収の見込みが立たない」ことなどを踏まえ、営業終了に至ったとしている。
詳しくは→こちら
1974年、私が9歳の時開業しました。今でもその時乗ったエレベーターのスピードがすごく早かった記憶があるんですよ。
今まで松戸の経済を支えてくださったこと伊勢丹に感謝したい。
これで八王子のように松戸からデパートが消えることになりました。
伊勢丹松戸店の立地自体が難がありました。
駅から遠いし近くの道路は片側1車線の旧水戸街道。国道6号線から行こうとするとJRの線路を跨がなければいけません。
そもそも松戸駅周辺の地理的な問題もあります。
松戸駅西口(伊勢丹側)を降りて10分も歩けば江戸川に出ます。松戸駅東口も国道6号線からの急坂を下ったところにあり、松戸駅周辺の平地が柏に比較しても圧倒的に足りない。大規模商業地を誘致する土地がない。
デパートがない街って少々かっこ悪くはなりますが、松戸駅からJR上野東京ラインで品川駅まで1本で行けるようになった現在それほど困らないのではないかと思います。