水害・洪水(外水氾濫)

利根川水系の江戸川が氾濫するリスクです。上流での大雨により堤防が決壊・越水した場合、古ヶ崎、栄町、主水新田などの低地エリアで大規模な浸水が想定されます。

松戸市水害ハザードマップ(洪水)(PDF:22,794KB)

松戸市ハザードマップの「3つの見方」
松戸市のマップは情報量が多いため、以下の3ステップで読み解くのがポイントです。

STEP 1:自分の家は「どっち側」か?(地形の確認)
松戸市は大きく分けて2つの地形でリスクが異なります。

西部・低地エリア(江戸川沿い): 大規模な洪水(外水氾濫)のリスクに注意。

東部・台地エリア(常盤平・五香など): 地震の揺れには比較的強いが、谷津(低い谷間)での「内水氾濫」や「土砂災害」に注意。

STEP 2:色の意味を正しく知る(浸水深)
マップ上の色は「浸水の深さ」を表します。

ピンク〜赤(3.0m以上): 1階が完全に沈み、2階まで浸水する恐れ。「立ち退き避難」が必須です。

黄色(0.5m未満): 床下浸水程度。家が丈夫なら、2階へ避難する「垂直避難」も選択肢。
松戸市水害ハザードマップ(洪水)
スポンサーリンク

1. 洪水(外水氾濫)とは?:松戸市のリスク

松戸市における外水氾濫とは、主に「江戸川」の堤防が決壊、または水が溢れ出すことを指します。

  • 特徴: 内水氾濫と違い、押し寄せる水の量が圧倒的に多く、浸水の深さが数メートル(家屋の2階まで)に及ぶことがあります。
  • 継続時間: 一度浸水すると、水が引くまでに数日間から1週間以上かかる「長期化」が最大のリスクです。

2. 【重要】2026年5月から変わる「新しい避難情報」

2026年からの新しい5段階警戒レベル

2026年5月下旬より、気象庁の発表方法が新しくなります。サイト訪問者に「最新情報」として伝えると非常に有益です。

  • 「洪水警報」が「河川氾濫警報」へ: より直感的に「川が危ない」と伝わる名称に統一されます。
  • 「洪水特別警報」の新設: 命に危険が及ぶ重大な事態に備え、より強い警戒が呼びかけられます。
  • 危険警報の統一: 警戒レベル4相当の情報が整理され、迷わず避難できる仕組みに変わります。

3. 事前の備え:自宅でできる「水のブロック」

堤防決壊レベルの大洪水には限界がありますが、小規模な越水や初期の浸水には以下の対策が有効です。

  • 吸水性土のう・水嚢(すいのう): 2026年現在、従来の砂を入れる土のうではなく、水に浸すと膨らむ「吸水タイプ」が主流です。軽量で高齢の方でも扱いやすく、玄関や排水口に置くことで逆流や浸水を遅らせます。
  • 止水板(しすいばん)・防水シート: ガレージや玄関の開口部を物理的に遮断します。最近は工事不要で数分で設置できる軽量タイプが増えています。
  • 家電・家財の「ステージング」: 浸水が予想されるエリア(古ヶ崎、栄町など)では、あらかじめ冷蔵庫や洗濯機を専用の「かさ上げ台」に乗せたり、貴重品を2階以上へ移動させておきます。

4. 避難の戦略:松戸市の「広域避難」の考え方

江戸川の氾濫が予想される場合、松戸市では「早めの広域避難」を推奨しています。

① 【推奨】水平避難(高台へ逃げる)

  • 目的地: 松戸駅西側などの低地から、常盤平・五香・小金原などの「台地エリア」へ移動します。
  • タイミング: 避難判断水位(警戒レベル3:高齢者等避難)に達した時点で移動を開始するのが理想です。川の水が溢れてからでは、道路が冠水し、車や徒歩での移動は不可能になります。

② 【最終手段】垂直避難(上へ逃げる)

  • 条件: すでに外が浸水している、または夜間で移動が危険な場合。
  • 場所: 自宅の3階以上、または近隣の「津波避難ビル」に相当する鉄筋コンクリート造の頑丈な建物へ。
  • 注意点: 電気・ガス・水道が止まり、数日間孤立することを覚悟し、2階以上に備蓄品(特に簡易トイレと水)を持ち込んでおく必要があります。
タイトルとURLをコピーしました