松戸市立博物館 常設展示 11

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下谷・谷津・台

松戸市は西側は江戸川沿いの低地が広がり東側は広大な下総台地につながっていて土地により特色のある景観がみられます。
これらの土地は地理的条件の違いから「下谷」「谷津」「台」と呼ばれていて急激な宅地化がはじまるまではそれぞれ特徴のある暮らしが営まれていました。

松戸市立博物館 常設展示
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谷津

谷津とは台地に刻まれた谷をさすことばで、松戸市域では下総台地にみられる樹枝状の谷をいいます。この集落では、谷底でおおよそ標高10m、台地上が30mで、20mの比高があります。谷底には谷津田と呼ばれる、下谷にくらべて不規則な形をした小さな水田が開かれていました。周囲の台地は畑やヤマと呼ばれる林として利用していました。

松戸市立博物館 常設展示
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下谷
下谷とは、江戸川と下総台地にはさまれた、市域西部の標高2mから5mほどの低地をさすことばで、一面に水田が広がっていました。台地から流れる水を集めて北から南へ流れる坂川は、秋の台風シーズンになるとたびたび水があふれたので、安定した収穫は望めませんでした。

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台とは高台を示すことばで、市域の東に広がる下総台地上の標高25m~30mほどの起伏のゆるやかな土地をさします。この集落では、短冊状に開発が行われ、家ごとに畑、屋敷地、ヤマと呼ばれる林がつながって一区画になっています。ヤマでは植林されたマツ、スギのほかは、コナラ、クヌギなどの雑木林が広がり、クヌギは木炭に加工されていました。

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