地震災害・液状化現象

江戸川沿いの軟弱な地盤や、かつての谷津(やつ)を埋め立てた場所で発生しやすく、建物の傾きやライフライン(上下水道)の寸断を招きます。

注意点: 台地エリア(小金原や常盤平など)にお住まいの方でも、自宅がピンポイントで「かつての谷」の上にある場合があります。必ずマップで確認を促しましょう。

液状化危険度予測図

松戸市の液状化リスクは、江戸川沿いの「低地エリア」だけでなく、台地の中にある「谷津(やつ)」と呼ばれるかつての谷を埋め立てた地域でも高くなっています。

液状化は「家が沈む・傾く」だけでなく、「ライフライン(特に下水道)が壊滅する」のが最大の特徴です。個人でできる対策を中心にご提案します。


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1. 液状化現象とは?:松戸で起きること

「液状化が起きた時の街の様子」と「トイレパニック(逆流)」

地震の強い揺れによって、地盤がドロドロの液体状になる現象です。

  • 家が傾く: 重い建物がズブズブと沈み込み、傾きます。一度傾くと、健康被害(めまい・吐き気)の原因となり、住み続けるのが困難になります。
  • マンホールが飛び出す: 逆に、地中の軽いもの(下水管やマンホール)が浮き上がり、道路を塞いだり、下水が使えなくなったりします。
  • 泥水の噴出: 地面の割れ目から、砂混じりの泥水が噴き出します。

2. 【最重要】「トイレ」の対策(排水制限)

液状化エリアで最も深刻なのが「トイレが流せなくなること」です。下水管が浮き上がったり破損したりするため、水が出ても排水ができません。

  • 「流さない」ルールの徹底: 発災直後、水道が無事でもトイレの水は絶対に流さないでください。 排水管が壊れていると、汚水が逆流したり、集合住宅の1階へ溢れ出たりする「排水パニック」が起きます。
  • 携帯トイレの備蓄(倍量): 液状化による配管の復旧は、通常の断水よりも時間がかかります(数週間〜1ヶ月以上)。内水氾濫や揺れ対策よりも多め(1人1週間分以上)の携帯トイレ(凝固剤と袋)の備蓄が必須です。

3. 資産と生活を守る対策

🏠 住まいの対策

  • 地盤データの確認: これから家を建てる・買う場合は、必ず「液状化ハザードマップ」と「地盤調査データ」を確認します。
  • 地震保険の見直し: 一般的な火災保険では、液状化による「家の傾き」は補償されないケースが多いです。「液状化特約」や、上乗せ補償に入っているか証券を確認しましょう。これが生活再建の命綱になります。

🧤 泥かき・復旧の準備

  • 重装備の用意: 噴出した泥水は、下水を含んでいる可能性があり不衛生です。片付けには「厚手のゴム手袋」「長靴」「防塵マスク」「ゴーグル」が必要です。
  • 土のう袋の備蓄: 敷地内に溜まった大量の泥を搬出するために、ガラ袋(土のう袋)が必要になります。
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