松戸市総合防災訓練(防災フェア)は11月9日(土)にメイン会場・松戸市立松戸高等学校にて行われました。併せて救出救助訓練(特殊災害対応訓練)が消防訓練センターにて行われました。
今回はメイン会場・松戸市立松戸高等学校の見学レポートです
千葉DMAT
DMAT紹介パネルの書き起こし
DMAT(Disaster Medical Assistance Team)とは
医師・看護師・業務調整員で構成され、大規模災害や多数傷病者が発生した事故などの現場で、急性期から活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた災害派遣医療チーム。
1995年1月に発生した阪神・淡路大震災において、災害時の救急医療体制が課題になり、これを教訓に2005年に厚生労働省により日本DMATが発足した。
松戸市立総合医療センターは、災害拠点病院としてDMATを保有し、2024年11月現在、医師10名・看護師13名。業務調整員6名がDMAT隊員として登録され、活動しています。
DMAT隊員の活動
・被災地域や大規模事故の現場に出動し、傷病者のトリアージや救護活動を行う。
・被災地域内の医療機関に赴き、診療機能を維持できるように支援を行う。
・現場や救護所・避難所などから救急車に同乗して患者さんを病院に搬送したり、Dマカーで病院から病院への転院搬送を行う。
・重症患者を被災地域外の医療機関に搬送するための広域医療搬送拠点(SCU)を空港や自衛隊の航空基地に立ち上げ、患者さんの救急処置や搬送を行う
・被災地域の災害拠点病院や県庁・市役所などに設置される活動拠点本部において、参集したDMATの配置を決めたり、搬送手段(救急車やヘリ)を調整したりする。このほか、人や物資の流れを構築し、管理・運用する。
DMATカーについて
主な搭載資器材 ストレッチャー・防振架台・生体監視モニター・人工呼吸器・酸素吸入器・除細動器・吸引器・救急処置用資器材各種
医師の役割
医療チームに求められる、災害現場や救護所・避難所・医療機関なのでの被災者への医療の提供はもちろん、チームリーダーとして隊員を統率する役割を担います。また活動拠点本部や救護所において、リーダーとして集結したDMATを指揮します(統括DMAT)
松戸市立総合医療センターでは、救急科のほか、外科、整形外科、小児科など、様々な診療科の医師がDMAT隊員として登録されています
看護師の役割
医師の診療補助や、医療資器材の管理を担います。
このほか、災害によって身体・精神に傷を負った患者さんのケア(=看護)も非常に重要な任務です。チームの一員として、一緒に出動した隊員の体調管理も行います。
松戸市立総合医療センターでは、救急部門(ICU・HCU)のほか、一般病棟や手術室など、様々な部署で勤務する看護師がDMAT隊員として登録されています
業務調整員の役割
医師・看護師以外の医療職種や事務職員が業務調整員になります。通信・移動手段の確保や、データベースへの情報入力、活動記録の作成、連絡通信などを担います。本部活動では、連絡調整の主体となります。隊員の食事や宿泊場所の手配など、被災地での活動の後方支援も重要な任務です。このほか、医療資格に即した業務を行うこともあります。
松戸市立総合医療センターでは、救急救命士が業務調整員としてDMATに登録されています。
陸上自衛隊松戸駐屯地需品学校
東京電力パワーグリッド株式会社
感電ブレーカー実演
電気自動車からの供電実演
防災フェア(松戸市立松戸高等学校)
日時 11月9日(土曜)9時から12時まで
会場 松戸市立松戸高等学校(八柱霊園そば・県立松戸高校と間違わないように注意しましょう)
実施内容
・自衛隊、消防、警察等の関係機関、協定団体等による特殊車両、資器材等の展示、体験
・協定団体による講話
・キッチンカーによる食事の販売
・市立松戸高等学校(吹奏楽部、合唱部、モダンダンス部)生徒によるパフォーマンス、消防音楽隊による演奏
・防火服の着用
・地震・水害体験(VR、AR)
・応急救護訓練の参加・見学
・チーバくんとの写真撮影
・トイドローン体験
救出救助訓練(特殊災害対応訓練)
日時 11月9日(土曜)9時から12時まで
会場 消防訓練センター(松戸東警察署となり)
実施内容
総合防災訓練と連携し消防、自衛隊及び警察等による救出救助訓練の実施