
お祭りのハイライトは、たくさんの美しい灯篭が坂川に流され、夕暮れから夜にかけて幻想的な光景が広がる「献灯流し」です。
┣第19回「献灯まつり」2026年
献灯まつりの由来
江戸時代、松戸二丁目の水田を収穫後の穀物(もみがら=すくも)を積んだ山「すくも塚」の中から観音様が発見され人々は丁重にお祀りしたといいます。
のちの天明4年(1784)松龍寺境内の観音堂に遷座されてからは観音様の縁日「四萬六千日」の法要も行われ参道には「とうもろこし市」が立つようになり、やがて松戸宿の夏の風物詩となりました。
時代は平成となり、地元町会の盆踊りとともに継承されたこの行事も後継者不足が深刻になりました。一度は中断も議論されましたが、一方では清流化の事業が順調に進み坂川もきれいな水を取り戻すなかで行事を行うとする機運も高まりました。
伝統も継承しつつ新たに坂川の流れに多数のとうもろこしやうちわを並べて自然の恩恵や、かつて坂川を拓いた先人たちの苦労に感謝の気持ちを示そうと旧松戸宿全町会の有志の意見が一致し、平成18年新たに「献灯まつり」として再出発しました。この名前は観音様の縁日に皆で献灯を行なったという言い伝えにちなんだものです。
いわば「古くて新しい行事」ではありますが、とうもろこし一、とうろう流し、縁日屋台などとともに、夏の夕涼みのひとときに松戸の原風景である水辺の風情を多くの方に再発見して頂きたいと思います。昔の人々も夏の同じ日に同じ気持ちを込めて観音堂に献灯をしたことに思いを巡らせて頂ければ何よりです。
┣第16回松戸宿坂川献灯まつりは2023年8月9日(水)・10日(木)に行われました
