「松戸宿坂川献灯まつり」が8月9日(土)~10日(日)に開催されます
会場:松戸宿坂川沿道(春雨橋親水広場からレンガ橋にかけての坂川両岸道路とその周辺で開催)
午後1時~9時
お祭りのハイライトは、たくさんの美しい灯篭が坂川に流され、夕暮れから夜にかけて幻想的な光景が広がる「献灯流し」です。


献灯まつりの由来
江戸時代、松戸二丁目の水田を収穫後の穀物(もみがら=すくも)を積んだ山「すくも塚」の中から観音様が発見され人々は丁重にお祀りしたといいます。
のちの天明4年(1784)松龍寺境内の観音堂に遷座されてからは観音様の縁日「四萬六千日」の法要も行われ参道には「とうもろこし市」が立つようになり、やがて松戸宿の夏の風物詩となりました。
時代は平成となり、地元町会の盆踊りとともに継承されたこの行事も後継者不足が深刻になりました。一度は中断も議論されましたが、一方では清流化の事業が順調に進み坂川もきれいな水を取り戻すなかで行事を行うとする機運も高まりました。
伝統も継承しつつ新たに坂川の流れに多数のとうもろこしやうちわを並べて自然の恩恵や、かつて坂川を拓いた先人たちの苦労に感謝の気持ちを示そうと旧松戸宿全町会の有志の意見が一致し、平成18年新たに「献灯まつり」として再出発しました。この名前は観音様の縁日に皆で献灯を行なったという言い伝えにちなんだものです。
いわば「古くて新しい行事」ではありますが、とうもろこし一、とうろう流し、縁日屋台などとともに、夏の夕涼みのひとときに松戸の原風景である水辺の風情を多くの方に再発見して頂きたいと思います。昔の人々も夏の同じ日に同じ気持ちを込めて観音堂に献灯をしたことに思いを巡らせて頂ければ何よりです。
とうろう流し
8/9~10 午後6時~8時半 仮想桟橋から1,300基放流
地元のお年寄りが協力して製作した「おばあちゃんの夢灯籠」を会場周辺の「販売中」の旗のあるお店で事前に1基1,000円で販売します。(8月8日まで)
ホームページからも、送料含み1,500円で購入できます。http://www.kentou.org/
(数量限定のため売切れの際は御了承ください。)
当日は組立場所(午後4時~)が大変混み合いますので、とうろうはなるべく事前に組み立ててお持ちください。※実行委員会で販売したとうろう以外は放流できません
放流後のとうろうは回収し、8月23日(土)午前10時より松龍寺で「お焚き上げ」を行います。
この法要はどなたでもご参加いただけます。