8/14(木)江戸川河川事務所が管理する坂川において、監視を続けていた特定外来種「ナガエツルノゲイトウ」の流出が確認できました。
— 国土交通省 江戸川河川事務所 (@mlit_edogawa) August 14, 2025
江戸川への流入を防ぐため小規模駆除活動を実施します。#特定外来種駆除 #ナガエツルノゲイトウ #坂川 pic.twitter.com/gWcCaYWDgI
8月14日に坂川で特定外来種「ナガエツルノゲイトウ」の流出が確認されました。
特定外来種「ナガエツルノゲイトウ」とは、
ナガエツルノゲイトウ(学名:Alternanthera philoxeroides)は、ヒユ科ツルノゲイトウ属の多年草です。南米原産で、日本には1980年代に侵入したとされる特定外来生物です。水田や河川、湿地などに生育し、繁殖力が非常に強いのが特徴です。



見分け方
ナガエツルノゲイトウは、以下のような特徴から見分けることができます。
- 茎: 茎は中空でやわらかく、水面に浮くことがあります。
- 葉: 楕円形で光沢があり、対生しています。
- 花: 白く小さな花が、茎の先端に球状に集まって咲きます。
影響
ナガエツルノゲイトウは、その強い繁殖力から生態系に深刻な影響を及ぼします。水路をふさいで農業用水の利用を妨げたり、在来の植物の生育を阻害したりするなどの問題が報告されています。一度定着すると駆除が非常に困難なため、早期発見と防除が重要とされています。
ナガエツルノゲイトウは、そのかわいらしい見た目とは裏腹に、日本の自然環境にとって大きな脅威となっています。もし疑わしい植物を見かけたら、安易に触ったりせず、お住まいの自治体や環境省の地方環境事務所に情報提供することを検討してください。
「地球上最悪の侵略的植物」と恐れられる特定外来生物
南米原産のヒユ科の水草で温暖な地域に生息します。日本国内で最初の定着記録は、1989年兵庫県尼崎市となっていますが、現在では、兵庫県だけではなく、南は沖縄から、北は関東太平洋側まで分布していることが分かっています。5月~10月の時期の爆発的な繁殖が問題になっており、生態系や農業への悪影響の恐れがあることから環境省の「特定外来生物」に指定されています。その繁殖力の強さから「地球上最悪の侵略的植物」ともいわれ、英語では“Alligator Weed”という名前が付いています。
引用→konan-planet