「サルビアネモローサ・カラドンナ（Salvia nemorosa ‘Caradonna’）」は、非常に人気のある宿根サルビアの品種の一つです。その洗練された立ち姿と、濃い紫色の花穂が特徴で、ガーデナーに長く愛されています。
サルビアネモローサ・カラドンナの特徴
- 花: スッと立ち上がった黒みを帯びた茎に、濃い紫色の小さな花を穂状に密に咲かせます。花色は鮮やかで、庭のアクセントになります。
- 開花時期: 初夏から秋にかけて、長く花を楽しむことができます。花が終わった花穂を切り戻すと、再び花を咲かせやすい性質があります。
- 葉: 細長い灰緑色の葉は、繊細な印象を与えます。茎と同様に、葉にもわずかに黒みを帯びることがあります。
- 草丈: 40cm～60cm程度に成長し、直立した草姿になります。花穂が立ち上がると、さらに高さが出ます。
- 耐寒性・耐暑性: 耐寒性、耐暑性ともに比較的強く、日本の多くの地域で育てやすい品種です。
- 用途: 花壇、ボーダー、コンテナ植えなど、様々な用途で楽しめます。その美しい花色は、他の草花とも調和しやすく、寄せ植えのアクセントにもなります。
サルビアネモローサ・カラドンナの魅力
カラドンナの最大の魅力は、そのシックで深みのある花色と、シャープな立ち姿です。他のサルビアに比べても、より洗練された印象を与えます。黒みを帯びた茎とのコントラストも美しく、花壇の中で際立った存在感を放ちます。
また、開花期間が長く、手入れも比較的簡単なため、初心者にもおすすめです。花が終わるごとに切り戻しを行うことで、秋まで繰り返し花を楽しむことができます。