


「クルメツツジ クレノユキ(久留米躑躅 暮れの雪)」は、日本原産のツツジ科ツツジ属の常緑低木で、江戸時代に久留米地方で発達したクルメツツジの代表的な品種の一つです。その名前は、晩秋から初冬にかけて、まるで雪が降り積もったかのように株全体を覆う白い花に由来します。
クルメツツジ クレノユキの特徴
- 花: 花期は主に11月から12月にかけてと、春の4月頃の二度咲き性を持つことがあります。花は純白色で、径2~3cmほどの小さめのラッパ状の花を株いっぱいに密に咲かせます。その様子はまさに「暮れの雪」という名にふさわしい、幻想的な美しさです。
- 葉: 小さく、濃い緑色の楕円形の葉が密に茂ります。冬でも葉を落とさない常緑性です。
- 樹高: 比較的コンパクトで、自然樹形では50cm~1m程度に成長します。刈り込みにも強く、好みの大きさに調整できます。
- 樹形: 枝は細かく分岐し、密な樹冠を形成します。
- 耐寒性: 比較的耐寒性があり、関東地方以南であれば屋外での栽培が可能です。
- 用途: 庭植え、鉢植え、生垣、グランドカバーなど、様々な用途で利用されます。特に冬に花が少ない時期に咲くため、貴重な彩りとなります。
クルメツツジ クレノユキの魅力
クレノユキの最大の魅力は、その晩秋から初冬にかけて咲く純白の美しい花です。他の花が少なくなる時期に、雪のような白さで庭を明るく彩ってくれます。春にも再び花を咲かせることがあるため、長く楽しめるのも魅力です。