松戸で見つけた「コクチナシ(小梔子)」

東松戸ゆいの花公園(松戸市東松戸) コクチナシ(小梔子)
(撮影場所 東松戸ゆいの花公園 2025年4月30日撮影)
東松戸ゆいの花公園(松戸市東松戸) コクチナシ(小梔子)
(撮影場所 東松戸ゆいの花公園 2025年4月30日撮影)

コクチナシ(小梔子)」は、アカネ科クチナシ属の常緑低木です。名前の由来は、同じ属のクチナシよりも葉や花、果実が小さいことにちなみます。梅雨の頃に咲く白い花は、甘く濃厚な香りを放ち、庭に清涼感をもたらします。

コクチナシの特徴

  • 葉: 小さく、光沢のある濃い緑色の葉が密に茂ります。葉の形は楕円形または倒卵形で、対生します。
  • 花: 梅雨の時期(6月~7月頃)に、純白で一重の小さな花を咲かせます。強い芳香があり、三大香木(ジンチョウゲ、クチナシ、キンモクセイ)の一つであるクチナシと同様の良い香りが楽しめます。
  • 果実: 秋に黄色く熟す小さな球形の果実をつけます。クチナシの果実と同様に、古くから染料や生薬として利用されてきました。
  • 樹高: 比較的成長が遅く、一般的に50cm~1m程度の高さに収まります。
  • 樹形: 自然と丸みを帯びた樹形になり、刈り込みにも強いため、生垣やグランドカバーとしても利用されます。
  • 耐寒性: クチナシに比べるとやや耐寒性があり、関東地方以南であれば屋外での栽培が可能です。

コクチナシの魅力

コクチナシの最大の魅力は、梅雨のじめじめした時期に、清々しい白い花を咲かせ、甘く濃厚な香りで心を癒してくれることです。クチナシよりもコンパクトで、庭のちょっとしたスペースや鉢植えでも育てやすいのが特徴です。また、一年を通して緑の葉を楽しめる常緑性であることも魅力の一つです。秋に実る黄色い果実も、観賞のポイントになります。

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