

「アスピリン ローズ(Aspirin Rose)」は、ドイツのコルデス社が作出した非常に人気のあるフロリバンダ(中輪房咲き)のバラの品種です。その名前は、ドイツの製薬会社バイエルが製造する鎮痛剤「アスピリン」の100周年を記念して名付けられました。
アスピリン ローズの花の主な特徴
- 花色: 純白に近い、非常に淡いピンク色の花を咲かせます。咲き始めは中心がほんのりピンクがかることがありますが、開くにつれて白に近くなります。
- 花形: 丸みを帯びたカップ咲きから、ロゼット咲きへと変化しながら、可愛らしい雰囲気で咲きます。中輪房咲きで、一つの花茎にたくさんの花をつけ、株全体を覆うように咲き誇ります。
- 香り: ほとんど香りがないか、ごく微かな優しい香りです。
- 開花時期: 四季咲き性が非常に強く、春から秋にかけて繰り返し良く咲きます。
- 樹勢・樹形: 非常に丈夫で育てやすく、コンパクトにまとまるため、鉢植えや庭植えのどちらにも適しています。樹高は60cm~80cm程度に収まります。
- 耐病性: 黒星病やうどんこ病に非常に強く、薬剤散布の頻度を減らすことができる、初心者にも優しい品種です。
アスピリン ローズの魅力
アスピリン ローズの最大の魅力は、その純白に近い清楚な花色の美しさと、圧倒的な花付きの良さ、そして驚くほどの育てやすさです。株いっぱいに咲く白い花は、庭に清潔感と明るさをもたらします。ほとんど香りが無い分、香りの強い他の花との組み合わせも楽しめます。