
「金龍山 安立寺(あんりゅうじ)」は、日蓮宗の寺院です。暦応4年(1341年)に日蓮宗九老僧の一人である大円阿闍梨日伝上人によって開山されたと伝えられており、長い歴史を持っています。
本堂には、慶長8年(1603年)に本山本土寺の僧によって開眼された日蓮聖人像が安置されています。また、かつては子育てや安産にご利益があるとされる「子育・子安・鬼子母神」を祀る伽藍があり、江戸時代には多くの参拝客で賑わったと伝えられています。残念ながら、昭和初期の台風で倒壊しましたが、現在は再建された本堂でこれらの神々が祀られています。
また、元禄6年(1693年)に当時の地頭である小栗正武が地域の鎮守として祀ったという、珍しい立像型の三十番神(日替わりで世の中を守護する30柱の神々)が安置されていることでも知られています。



千葉県松戸市小金原1丁目12番1号
