
「平戸弁天」は、地元では「いぼ弁天」の通称で広く知られている弁財天です。流鉄流山線「小金城趾駅」からほど近い、流鉄の踏切脇にひっそりと佇んでいます。
江戸時代中期、小金城主・高城氏の血を引くといわれる日暮玄蕃の美しい娘が、目の下にできたイボに悩まされていました。医者にも治せないと諦めていたところ、牛頭天王を祀る八坂神社で願掛けをした夢のお告げに従い、弁天様に祈願しました。すると、境内の湧き水でイボを洗うことで、次第にイボが小さくなり、やがて消え去ったという伝説が残っています。
この言い伝えから、イボや皮膚病にご利益があるとされ、「いぼ弁天」として信仰を集めるようになりました。
現在、湧き水や池は見られません



オシロイバナに覆われる平戸弁天 pic.twitter.com/ByiDT9cAm5
— 松戸ペディア (@matsu_traveller) September 22, 2025
流鉄流山線小金城趾駅から徒歩5分
千葉県松戸市大金平3丁目
