嘉納治五郎

嘉納治五郎

(墓所:5区1種5側13番)
嘉納治五郎(1860-1938)は、日本の教育者であり、近代柔道の創始者です。

日本の古武術を研究し、技術、理論、精神面を体系化して「柔術」から近代的な「柔道」を創始しました。1882年に創設した講道館は、現在も柔道界の中心であり、柔道を通して心身の鍛錬と人格の完成を目指すという教育的な理念を掲げました。

治五郎の功績は柔道に留まりません。師範学校の校長や文部省の要職を歴任し、日本の近代教育の基礎作りに貢献しました。

また、日本のスポーツ界を国際舞台へと導いた功労者でもあります。1909年にはアジア初の国際オリンピック委員会(IOC)委員に就任し、日本が初めてオリンピック(1912年ストックホルム大会)に参加する道筋をつけました。

柔道を通じて培った「精力善用(せいりょくぜんよう)」「自他共栄(じたきょうえい)」の精神を国内外に広め、教育とスポーツの分野で偉大な足跡を残しました。

嘉納治五郎

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