土屋家長屋門(松戸市千駄堀)

土屋家長屋門(松戸市千駄堀)

 土屋家長屋門(つちやけながやもん)は、松戸市千駄堀に位置する、江戸時代末期から明治時代初期にかけて建てられたとみられる長屋門で、松戸市の指定文化財です。

歴史と特徴

  • 建築年代: 正確な建築年代は不明ですが、明治27年(1894年)に作成された土屋家の屋敷を描いた銅版画にすでに描かれていることから、それ以前に建てられたことがわかっています。
  • 規模: 木造・寄棟造(よせむねづくり)で瓦葺(かわらぶき)であり、桁行(けたゆき)約14.5メートル、梁行(はりゆき)約3.6メートルと、松戸市内に現存する長屋門の中でも特に規模が大きく、保存状態も良好です。
  • 貴重な建築技術: 長屋門は、使用人の居所を兼ね備えた格式の高い門であり、その建築は特定の家柄にのみ許されていました。土屋家は旧家として知られており、この長屋門は江戸時代末期から明治時代初期の貴重な建築技術を今に伝えるものとして高く評価されています。

(注意)土屋家長屋門は個人の住宅敷地内にあり、現在も子孫の方が居住されています。そのため、敷地内への立ち入りは禁止されており、見学は外側から静かにお願いします。

土屋家長屋門(松戸市千駄堀)
土屋家長屋門(松戸市千駄堀)

JR武蔵野線新八柱駅・京成電鉄松戸線八柱駅から徒歩21分
千葉県松戸市千駄堀1852

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