松戸で見つけた「アカンサス・モリス」

東松戸ゆいの花公園(松戸市東松戸) アカンサス・モリス
(撮影場所 東松戸ゆいの花公園 2025年4月30日撮影)
東松戸ゆいの花公園(松戸市東松戸) アカンサス・モリス
(撮影場所 東松戸ゆいの花公園 2025年4月30日撮影)

「アカンサス・モリス(Acanthus mollis)」は、地中海沿岸原産のキツネノマゴ科(またはアカンサス科)の多年草です。古代ギリシャの建築装飾のモチーフになったことで知られ、その堂々とした草姿と印象的な花穂が魅力的な植物です。

アカンサス・モリスの特徴

  • 葉: 大きく、深く切れ込んだ光沢のある緑色の葉が根元から広がります。その独特の葉の形は、古代ギリシャのコリント式建築の柱頭の装飾の原型になったと言われています。
  • 花: 夏(6月~8月頃)に、高さ1m以上にもなる直立した花茎を伸ばし、白い苞に包まれた紫色の筒状の花を穂状に咲かせます。その花穂は非常に存在感があり、庭のフォーカルポイントになります。
  • 草丈: 成株になると、葉だけでも50cm以上の高さになり、花穂を加えると1.5mを超えることもあります。
  • 耐寒性: 比較的耐寒性がありますが、霜の強い地域では冬に地上部が枯れることがあります。
  • 耐暑性: 耐暑性はありますが、夏の強い直射日光は葉焼けの原因になることがあります。
  • 用途: 花壇の背景や、庭のアクセントとして植栽されます。その独特の草姿は、他の植物にはない個性を放ちます。

アカンサス・モリスの魅力

アカンサス・モリスの最大の魅力は、その力強く堂々とした草姿と、芸術的な美しさを持つ葉、そして印象的な花穂です。古代ギリシャの文化を感じさせるその姿は、庭に歴史と風格を与えてくれます。大きな葉の造形美と、高く伸びた花穂のコントラストは、見る人を魅了します。

また、一度植え付けると比較的丈夫で、手があまりかからないのも魅力の一つです。

タイトルとURLをコピーしました