松戸で見つけた「エリカ(ツツジ科)」

東松戸ゆいの花公園(松戸市東松戸)
(撮影場所 東松戸ゆいの花公園 2025年4月30日撮影)

エリカは、ツツジ科エリカ属の常緑低木または高木の総称で、非常に多くの種類が存在します。原産地は主に南アフリカですが、ヨーロッパにも数種が分布しており、その多様な花姿と開花時期の長さから、世界中で観賞用として栽培されています。

エリカの花の主な特徴

  • 花形: 種類によって非常に多様です。釣鐘型、壺型、筒型、球形など、様々な形の花を咲かせます。
  • 花色: 花色も豊富で、ピンク、赤、白、紫、黄色、オレンジなど、鮮やかな色彩を楽しむことができます。中には、グラデーションや複色咲きの品種もあります。
  • 花付き: 一般的に花付きが良く、株全体を覆うようにたくさんの花を咲かせる種類が多いです。
  • 開花時期: 種や品種によって開花時期が大きく異なります。秋から冬にかけて咲くもの、春に咲くもの、一年を通して断続的に咲くものなどがあり、様々な季節に花を楽しむことができます。
  • 葉: 葉は小さく、針状や鱗片状をしています。緑色のものが多いですが、品種によってはブロンズ色やシルバーがかった葉を持つものもあります。

代表的なエリカの種類と花の特徴(例)

  • エリカ・カルネア(Erica carnea): 冬から春にかけて、ピンクや白、赤紫色の小さな壺形の花を密に咲かせます。耐寒性が強く、雪の中でも花を咲かせることから「スノードロップヒース」とも呼ばれます。
  • エリカ・ダーレンシス(Erica darleyensis): カルネアによく似ていますが、より晩秋から春にかけて開花する傾向があります。ピンクや白の花を咲かせます。
  • エリカ・ヒエマリス(Erica hiemalis): 冬にピンクや赤色の美しい釣鐘形の花を咲かせます。鉢植えで流通することが多いです。
  • エリカ・コロランス(Erica colorans): 秋から冬にかけて、白やピンクの筒状の花を咲かせます。
  • エリカ・ウルシフローラ(Erica urceoliflora): 南アフリカ原産で、ピンクと緑のユニークな壺形の花を咲かせます。

エリカの魅力

エリカの魅力は、何と言ってもその多様な花姿と豊富な花色、そして開花時期の長さです。庭植えにすれば、品種を組み合わせることで、秋から春まで長く花を楽しむことができます。また、鉢植えでも育てやすく、可愛らしい花はギフトとしても人気があります。

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