大谷口新田稲荷神社(松戸市新松戸)
神社の隣があじさい公園。新松戸のマンション外の果にあります
祭神 倉稲魂命(うかのみたま)
大谷口新田稲荷神社の「新田」という名が示す通り、その創建は江戸時代に行われた新田開発に深く関わっています。この地域は、享保年間(1716~1736年)に大谷口新田として開墾されたと伝えられています。当時の幕府は新田開発を奨励しており、利根川や江戸川の治水が進む中で、各地で新たな田畑が切り拓かれていきました。
稲荷神は、古来より五穀豊穣の神として全国で信仰されてきました。特に、未開の土地を開墾する際には、豊かな実りを願い、地域の守護神として稲荷神が祀られることが一般的でした。大谷口新田稲荷神社も、まさにそのような背景の中で創建され、開拓者たちの苦労と、その後の地域の繁栄を静かに見守ってきました。
現在の新松戸は近代的な街並みですが、この神社は、かつてこの地が農村であった時代の記憶をとどめる貴重な存在です。










アクセス
千葉県松戸市新松戸7丁目77